Project/Area Number |
11770018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
平本 正樹 日本大学, 医学部, 助手 (70297828)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 骨髄間質細胞 / 造血微小環境 / ベスナリノン / 薬剤受容体 / サイトカイン / 分化誘導因子 / HL-60 |
Research Abstract |
造血微小環境障害作用を持つ薬剤ベスナリノンを利用することにより、骨髄間質細胞の造血支持能に関するメカニズムを分子レベルで解析することを目的としている。 1.薬剤ベスナリノンのターゲット因子(ベスナリノン受容体)の同定および精製 薬剤ベスナリノンを固定化したラテックス粒子を作製し、これを用いて骨髄間質細胞株LP101の膜画分からベスナリノンのターゲットとなる結合因子(ベスナリノン受容体)の単離を行った。平成11年度には、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動上での分子量が約80kDaと70kDaを示す2つのタンパク質を同定したが、さらに平成12年度には、ゲル電気泳動上での分子量が95kDa前後の2つのタンパク質が同定できた。競合阻害実験により、これら4つのタンパク質はベスナリノンに対して特異的に結合することが確認できた。現在、同定したタンパク質の大量精製、遺伝子のクローニングを行っており、それを基に組換えタンパク質を作製し、ベスナリノン受容体の機能解析を行う予定である。 2.骨髄間質細胞株LP101から分泌される分化誘導因子の同定 骨髄間質細胞株LP101から産生されるサイトカインに関して、ELISA法を用いてタンパク質レベルでの測定を行った。LP101培養上清中では、IL-6以外のサイトカインは検出感度以下であったが(平成11年度)、検出感度を上げて再検討した結果、新たにTNF-alphaが検出された(平成12年度)。中和抗体を用いた実験から、IL-6およびTNF-alphaは顆粒球・単球系前駆細胞株HL-60に対する分化誘導活性に関与することが示唆された。現在、LP101から産生されるIL-6およびTNF-alphaに関して、薬剤ベスナリノン添加による変化を検討中である。また、LP101から分泌される分化誘導因子の分離・同定に関しては、LP101培養上清を出発材料として、HL-60に対する分化誘導活性を指標としたカラムクロマトグラフィーも進行中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)