HGF遺伝子改変動物を用いた器官形成・再生機構の解析
Project/Area Number |
11770061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小清水 右一 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50281126)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | HGF / c-met / ノックアウトマウス / トランスジェニックマウス / NK4 / メラノサイト / ES細胞 / 相同組み換え / HGFアンタゴニスト / 肝臓 |
Research Abstract |
1.c-metノックアウトマウスの作製 HGFレセプターであるc-MetのATP結合部位(第16エクソン)および活性抑制領域(第14エクソン)をCre依存的に欠失する変異マウスを作製するため,LoxP配列を含有する2種のターゲティングベクターを構築した.このベクターをES細胞に導入したところ,多数の相同組み換え体クローンを得ることができ,現在引き続きキメラマウスおよびノックアウトマウスの作製を進めている. 2.NK4発現動物の作製 HGFの分子内断片NK4はHGFアンタゴニストとしての活性を有している.今回,メタロチオネインプロモーターの下流でNK4を発現するTgマウスの作製を行い,金属イオン投与によりNK4の高い発現誘導が認められる10系統を得た.その主な発現・産生部位は肝臓および腎臓であり,加えて脳や筋に高発現が認められる系統も存在した.各種疾患モデル実験系を用いてNK4の器官・組織修復に及ぼす影響を検討したが,顕著な影響を認めることはできなかった. 3.ケラチノサイト特異的HGF発現動物の作製とその解析 ケラチン14プロモーターの下流でHGFを高発現するTgマウスを作製した.このTgマウスでは皮膚や毛には特に異常を認めなかったが,メラノサイトの異所性増殖がみられた.一方,メラノーマの発生は観察されなかった.また胎児および成体皮膚組織の詳細な解析より,HGFはメラノサイトの遊走および増殖を促進することが明らかになった.
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)