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C型肝炎ウイルスNS5A蛋白質のインターフェロン抵抗性、発癌性との関連

Research Project

Project/Area Number 11770080
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

松井 理  金沢医科大学, 医学部, 助手 (60288272)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
KeywordsC型肝炎ウイルス / NS5A蛋白質 / インターフェロン / PKR / NA5A蛋白質
Research Abstract

C型肝炎ウイルス(HCV)のインターフェロン(IFN)抵抗性のメカニズムとして,我々はこれまでにHCVの非構造蛋白質NS5Aによる二本鎖RNA依存性プロテインキナーゼ(PKR)の阻害について研究を行い,以下の結果を得た。
1.PKR遺伝子がGAL1プロモーターの下流にクローニングしてあるRY1-1酵母株を用いて,NS5A蛋白質のPKR活性への効果を調べた。この酵母株は,培地にガラクトースがあるとPKRが大量発現され,その結果酵母の生育が著しく阻害されるが,PKR阻害蛋白質を同時発現させると生育阻害がおこらないことが知られている。そこで,この酵母にIFN抵抗性HCV由来のNS5A遺伝子発現プラスミドを導入し,ガラクトース培地での生育を見たところ,他のPKR阻害蛋白質の場合と同様,生育が見られた。このことから,HCV NS5A蛋白質が酵母細胞において,PKR活性を阻害することが明らかになった。
2.PKRは動物細胞において,蛋白質合成を負に調節する働きがある。したがって,細胞内PKRの機能を阻害すると蛋白質合成が促進される。この性質を利用して,ルシフェラーゼ遺伝子の発現を指標にしたレポーターアッセイを行い,NS5A蛋白質の効果を調べたところ,NS5A遺伝子を導入した細胞でのルシフェラーゼの合成は,他のPKR阻害蛋白質と同様に著しく促進した。以上の結果から,HCV NS5A蛋白質が動物細胞においてもPKR活性を阻害することが示唆された。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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