Project/Area Number |
11770162
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Virology
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
飯塚 成志 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (30222821)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 翻訳 / 酵母 / インビトロ / レプリコン / RNAウイルス / 翻訳制御 |
Research Abstract |
1 酵母ウイルスの無細胞・試験管内増幅系 ウイルスは偏性細胞寄生性であり宿主細胞の存在なしには増殖させることができないとされてきたが、酵母(Saccharomyces)の実験室株細胞由来の抽出液を使用して、酵母のdsRNAウイルスであるL-Aウイルスについて完全に試験管内で無細胞増幅させることに成功した。 2 細胞外グルコース濃度のウイルス増幅への影響とその機構 細胞内のグルコースの存在でウイルス増幅は抑制される。この抑制は発酵性の糖であればどのようなものでも起こる。抑制が翻訳レベルで起こることを示し、ウイルス特異的蛋白合成系の存在を示すとともに、その翻訳がRNA複製と同時にキャプシド上で起こることを強く示唆した。 3 カンジダ・アルビカンスでの無細胞翻訳系とウイルス増殖 カンジダ・アルビカンスの野外分離株を使用して無細胞翻訳系を構築した。この系においてL-Aウイルスの無細胞試験管内増幅が可能であることを示し、L-Aウイルス増殖に必要な因子がカンジダ酵母においても共通であることを示した。
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