種々の細胞膜レセプターからのシグナル伝達におけるGPIアンカーの役割
Project/Area Number |
11770171
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大石 一人 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (60273702)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | GPIアンカー / トランスアミダーゼ / GAA1 / GPI8 / 翻訳後修飾 |
Research Abstract |
本研究の課程で、GPIアンカーをタンパク質に転移するステップに関与しているトランスアミダーゼは少なくともGAA1とGPI8の2つの遺伝子産物の複合体であり、GAA1はGPIアンカー型タンパク質とトランスアミダーゼとの酵素-基質中間体の形成に、GPI8は中間体形成にそのシステイン残基が必須であり、GPIアンカー付加シグナルの切断・除去に働いていることを明らかにした。 1、GAA1とGPI8にそれぞれFLAGとGSTのタグをつけてCHO細胞に導入し、可溶化後抗FLAG抗体でGAA1を免疫沈降すると、GPI8が特異的に共沈してきたことから、2つの遺伝子産物は複合体を形成していることが明らかになった。 2、ノックアウト細胞株を作製し解析したところ、GAA1はGPIアンカーのタンパク質への転移に必須なこと、GPIアンカー型タンパク質とトランスアミダーゼとの酵素-基質中間体の形成のステップに働いていることを明らかにした。 3、GPI8は、ある種のシステインプロテアーゼと相同性を持つことから、このプロテアーゼファミリーに属する全てのメンバーにおいて保存され、活性に重要であると予想されるヒトGPI8の164番目のヒスチジンあるいは206番目のシステインをアラニンに変えた変異体を作成した。これらの変異体ではその活性および酵素-基質中間体の形成が完全に消失したことから、GPI8はGPIアンカー付加シグナルの切断・除去に働いていることを明らかにした。 以上の結果をMol.Biol.Cell(2000)11:1523-1533に発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)