Research Abstract |
Smith-Magenis症候群(SMS)患者8例の詳細な染色体欠失地図をFISH法を用いて,作製した。他施設から,候補遺伝子として報告されているもののうち3遺伝子(FLI-I, LLGLI, ZNF179)については,発症との関連性が低いことが強く示唆される結果を得た。SMS発症に関し、主な原因となる新規遺伝子の単離・同定を目的として、8症例の共通欠失領域に存在するコスミドクローンを材料として、エキソン・トラッピング法を用い解析した結果,いくつかのexpressed stqences(エキソンとして発現が予測される配列)が得られた。これらのDNA断片を用いて、現在人脳cDNAライブラリーなどのスクリーニングを行い,新規遺伝子の全長単離に向けて,解析中である。
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