心室圧断面積関係による小児心室機能特性の評価と心疾患への応用と非侵襲的方法への展開
Project/Area Number |
11770421
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
先崎 秀明 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80251271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 俊樹 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30215347)
小林 順 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20153611)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 圧断面積 / 心機能 / 先天性 / 心電圧断面積 / 収縮末期圧断面積関係 / コンピューター |
Research Abstract |
我々は購入したシステムで、これまで87例における心室圧および心室断面積をコンピューターオンラインでモニターし、下大静脈閉塞中の心室圧断面積関係を構築に成功した。これらを以下の項目につき検討し重要な結果を得ることができた。 1)妥当性の評価 a)2時点における超音波AQによる断面積測定は拡張末期(EDA)、収縮末期(ESA)ともによい再現性を示した。(EDA;y=1.1x-0.1,ESA;y=1.0x+0.21,r=0.99,p<0.001)。 b)下大静脈閉塞中の心拍ごとの断面積(SA)の変化は、流速カテーテルで測定した一回拍出量(SV)とよい相関を示し(r=0.89±0.06,slope=0.90±0.11)、面積変化は容積変化を適切に表した。 c)ドブタミン負荷による収縮力増強時に、収縮末期PAR(ESPAR;Ees)がそれを反映して左上方変位し、SW-EDA,dp/dtmax-EDA関係も同様に変化した(p<0.001))。 2)小児心機能、循環特性 各種先天性心疾患における心挙動の特性を、PARをもちいて、安静状態、ペーシングによる心拍数変化時(Force-Frequency Response)、およびβアドレナージック刺激時のPA loopから、ESPAR、EDPARによる収縮性、拡張能の評価、さらにEa-Ees関係を明かにした。同様の評価を、バルーンによる狭窄の解除や、コイル、テバイスによるPDAやASDの閉鎖術前後における、急激な圧容量変化に伴う心機能応答を調べ、各々の疾患の心室特性を明らかにした。 これらの結果は、これまでの簡易的な指標である駆出率やdp/dtmaxでは明らかにされず、既に小児循環器学会や循環器学会、小児心機能研究会で発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)