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Lowe症候群の病態解明に関する分子生物学的研究-アンチセンスオリゴを用いたOCL-1遺伝子の機能解析-

Research Project

Project/Area Number 11770425
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

有田 二郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (40246369)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsLowe症候群 / 細胞内シグナル伝達 / アンチセンスオリゴ / 神経栄養因子 / 細胞分化
Research Abstract

Lowe症候群は、眼・脳・腎臓の障害を特徴とする遺伝性疾患で、細胞内シグナル伝達に関与するイノシトールポリリン酸-5-ホスファターゼと類似した遺伝子(OCRL-1)の異常によるのではないかとされている。しかし、この遺伝子異常が、Lowe症候群の病態形成に如何に関与するかは不明である。本研究ではLowe症候群は全身の細胞内シグナル伝達機構の障害による細胞の分化・成熟障害に起因するとの仮説立て、これを証明することを目的として研究を行った。研究成果:1.OCRL-1 mRNAの5'側、中間、3'側のそれぞれ18塩基配列に対して相補性を有すanti-sense oligo.を合成。anti-sense oligo.の存在下で、3日間神経細胞を培養した後、神経栄養因子(NGF)を培養液中に投与(7日間)。未分化神経細胞のlate responseとしての形態学的分化、増殖度、神経細胞特異的遺伝子の発現をコントロールと比較したが、OCRL-1の発現を抑制してもコントロールと比して分化・成長・維持に与える影響は観察されなかった。2.上記と同様の実験をヒト網膜芽細胞、ラット平滑筋細胞株を用いて行い、OCRL-1遺伝子の作用に細胞特異性があるか否か、また神経系以外の細胞にOCL-1遺伝子が与える影響を検討したが、OCRL-1の発現抑制は、いずれの細胞の分化・成長にも影響を及ぼさなかった。以上からOCRL-1は神経細胞におけるNGFシグナル伝達路には直接関係しない因子と考えられた。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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