Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
本研究において,新規のB細胞表面分子RP105の発現と皮膚疾患との関連について解析した。 (方法)佐賀医科大学附属病院皮膚科の入院,外来患者からアトピー性皮膚炎,リンバ腫を選択し、RP105に特異的なモノクローナル抗体(MHR73)を用いて,末梢血と組織切片を有する症例については切片内でのRP105の発現検討を行った。 (結果) (1)アトピー性皮膚炎:患者末梢リンパ球のうち,RP105分子を発現するBリンパ球の数は健常者と比べ差を認めなかった。 (2)リンパ腫:B細胞リンパ腫,1例について末梢血と組織切片でのRP105分子の発現を検討したが,末梢血では健常者と比べ有意差を認めなかった。組織切片ではRP105の発現を認めなかった。 (本研究の問題点と今後の展開) アトピー性皮膚炎については多くは治療中のものがぼとんどで,症例が少なく,またその重症度,年齢や性別でのグループ分けが不充分であり,現状では健常者との比較が不適当である。リンパ腫についてもわずか1症例では検討が不充分である。 今後は症例を集め、データを集積する必要がある。また膠原病患者についても同様に検討していく予定である。
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