Project/Area Number |
11770477
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
|
Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
福田 知雄 杏林大学, 医学部, 助手 (20218928)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | CD4T細胞 / γδT細胞 / サイトカイン / CD8αα / Vγ9 / Vδ2 / idiopathic CD4 lymphocytopenia / 末梢血リンパ球 / フローサイトメトリー / ELISA |
Research Abstract |
CD4T細胞の減少を認めるidiopathic CD4T lymphocytopenia(ICL)及び様々なウイルス感染患者の末梢血リンパ球(PBMC)を採取し、CD4T細胞以外のリンパ球のphenotype、及び産生するサイトカインについて検討した。 1.PBMCを抗CD3抗体にて刺激することにより産生されるサイトカインを、フローサイトメトリーやELISAを用いて測定した。これらの患者では著明なCD4T細胞の減少に反比例して、γδT細胞、NK細胞の増加を認めた。増加しているこれらの細胞の多くは、早期活性化のマーカーであるCD69を発現していた。これらの細胞の機能を検討したところ、IFN-γ、TNF-αを極めて速やかに産生することがわかった。 2.正常人との比較において、γδT細胞のCD69発現、サイトカイン産生の経時的変化を検討したところ、CD4T細胞の減少している患者では、CD69発現、IFN-γ、TNF-α産生ともに亢進していることがわかった。 3.一般にγδT細胞のうちでもPBMCにおいて主体を占めるのはVγ9/Vδ2細胞であるが、これらの患者で増加しているγδT細胞においても同様にVγ9/Vδ2細胞が主体をなしていた。 4.正常人ではγδT細胞の多くがCD4^-8^-であるのに対し、これらのCD4T細胞が減少している患者ではγδT細胞の多くがCD8ααを発現していた。 5.PBMC中のγδT細胞とCD4T細胞の頻度を経時的に検討してみると、CD4T細胞の減少に反比例してγδT細胞の増加が認められた。
|