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X染色体不活化不安定性と胃粘膜発癌

Research Project

Project/Area Number 11770690
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

野村 幸世  東京大学, 医学部・附属病院分院, 助手 (70301819)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords胃 / 胃癌 / 腸上皮化生 / クローナリテイ / 腺管 / 胃炎 / 胃潰瘍 / 胃発癌 / クローナリティ / 炎症 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

1999年度、T16H×H253マウスに胃発癌モデルであるメチルニトロソウレアを投与したが、残念なことに胃に癌はできていなかった。メチルニトロソウレア入りの飲用水の交換をより頻回に行う必要性があると考えられた。2000年10月より、再度、メチルニトロソウレア水の投与を開始した。今回は隔日に飲用水を交換した。現在、胃癌発生を待っている状況である。
一方、H253マウスの胃に慢性の炎症を起こさせることによるクローナリテイの変化を観察した。
我々は以前にヒト胃粘膜腸上皮化生においてはポリクローナルな腺管の割合が増加することを発見し、報告している。腸上皮化生はヒト胃粘膜に慢性の炎症が起こると発生する、または、老化現象のひとつと考えられている。マウスの胃に腸上皮化生を作る試みは数々為されているが、いまだ成功していない。しかし、大原らはラットの胃を水酸化ナトリウム溶液で洗浄することにより、腸上皮化生を作成している。マウスの胃に同様の処置を施しても腸上皮化生は発生しないことは以前に実験済みであるが、慢性の炎症を起こさせる意味で、今回、この処置をH253マウスに施した。
結果としては、再生してきた腺管は形態的には正常胃腺管であるが、ポリクローナルな腺管が増加していた。また、正常胃粘膜には存在するモノクローナルバッチのサイズが縮小していることがわかった。
さらに、H253マウスにドライアイスアセトンを用いた潰瘍モデルを施し、胃潰瘍修復過程で胃腺管のクローナリテイがどのように変化するかを観察した。胃潰瘍修復過程においては、周囲の残存腺管が融合し、偽足を延ばすような形で粘膜欠損部を覆うことが観察された。この際、隣接する腺管がクローナルオリジンの異なる腺管であった場合、融合して形成された偽足はポリクローナルを呈した。このことより、潰瘍修復過程に3いても、ポリクローナルな腺管が増加する可能性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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