原発性肝癌における第4番染色体長腕の高精度欠失地図の作成
Project/Area Number |
11770722
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
松本 智司 日本医科大学, 医学部, 助手 (70239101)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 肝癌 / 染色体欠失 / がん抑制遺伝子 / DNA多型マーカー / ヘテロ接合性の消失 |
Research Abstract |
肝癌の新規癌抑制遺伝子の単離を試みるため、第4番染色体長腕について染色体欠失(LOH)の検索を行い詳細な欠失地図を作成し、さらに、大規模ゲノムシークエンスを行い4q21-22領域ついてPAC/YACライブラリーの3次元スクリーニングからゲノムクローンを単離しコンティグを作成した。4q21-22上の2つのPACクローンのシークエンスから、部分コンティグ化シークエンス67個を得た。データベースのホモロジー検索により、1個の既知遺伝子と2個のESTとの完全相同性を、6個のヒト遺伝子と5個のヒトESTとの部分相同性を見い出した。また、先天性の奇形を持つ生後3ヶ月の小児に発見された肝腫瘍について、患児の先天的染色体異常とHCCで観察された4q上の高頻度欠失領域との関連について検索する目的で4q領域のマーカーに対応するゲノムクローンを用いFISH法とLOHの解析によって検討した。HCCにおけるLOHが高頻度に認められる領域を中心に4q各領域上のマイクロ〓ライトマーカーを用い、ヒトBAC(Bacterial artifical chromosome)ライブラリーの3次元スクリーニングを行い、それに対応するクローンを単離した。これより、BAC DNAをプローブにして患児のリンパ球より樹立した細胞株のDNAを用いてFISHにより解析した。患児のDNAの詳細なPCRとFISH法による解析とによって患児の4q欠失領域内に、成人肝細胞癌における共通欠失領域、4q21のD4S1534、D4S2929間の共通欠失領域が存在することが明かとなった。4q35領域には、LOHは認めなかった。小児の肝腫瘍においても、4q21上のの欠失領域にHCC同様の領域に欠失を認めた。このことより、成人の肝細胞癌にのみならず、4q領域に小児の肝癌の発生に関わる重要な遺伝子がふくまれていることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)