慢性関節リウマチ(RA)におけるテロメアおよびテロメラーゼ活性の制御機構
Project/Area Number |
11770793
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
遊道 和雄 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (60272928)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | テロメラーゼ / テロメア長 / 慢性関節リウマチ / 疾患活動性 / 免疫担当細胞 / 細胞増殖能 / 滑膜炎 / テロメラーゼ活性 / リンパ球 / テロメア |
Research Abstract |
1.RA滑膜組織におけるin situ TRAP assay. RA滑膜組織上のテロメラーゼ活性陽性細胞をin situ TRAP assayにより検出し、どのような細胞が酵素活性陽性であるか、その局在にどのような特徴があるのかを観察したところ、滑膜浸潤炎症細胞に強陽性であり、その発現レベルは滑膜増殖度、炎症細胞の滑膜浸潤及びパンヌスによる骨軟骨破壊度、滑膜組織内の微小血管新生度と相関がみられた。 2.RAにおける各細胞のテロメア長,テロメラーゼ活性及びテロメラーゼ関連遺伝子の相互の関連と、臨床的背景ならびに組織像との関連. RA18症例から得た滑膜細胞及び免疫担当細胞のテロメア長,テロメラーゼ活性及びテロメラーゼ関連遺伝子の相互の関連を検討した結果、T細胞のテロメラーゼ活性レベルが、テロメラーゼ関連遺伝子(hTR,hTERT,TP1)のうちhTERTの発現度と相関することを確認した。さらに、この酵素活性ならびに遺伝子発現度は、疾患活動性や滑膜炎の組織学的所見と相関がみられることから、T細胞のテロメア・テロメラーゼ活性のRA病態形成における意義が示唆された。 3.RA滑膜細胞、各免疫担当細胞のテロメア・テロメラーゼ活性と増殖能との関連. 免疫担当細胞の増殖能を^3H-thymidineを用いてin vitroで分析したところ、細胞のテロメラーゼ活性と相関がみられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)