Project/Area Number |
11770797
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中瀬 尚長 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00283755)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 骨形成因子 / 骨形成 / 軟骨形成 / 骨折 / 遺伝子 / fracture repair / bone morphogenetic protein, / gene expression,mechanical stress / osteogenesis |
Research Abstract |
分子生物学的手法を用いた骨折偽関節の早期発見法と新規治療法の開発 1.骨折治癒治癒において重要な役割を演じていると考えられる骨形成性因子ファミリーの遺伝子の誘導メカニズムと骨軟骨形成における役割について、動物モデルを用いた解析を行った(J Neurosurg.,2001)。その結果、BMP-4の遺伝子はメカニカルストレスに反応してそのレセプターであるALK-6と共に誘導され、その後軟骨形成がすすむ頃には、GDF-5がそのレセプターであるALK-6と共に、また、内軟骨性骨化期にはBMP-6が誘導され、これらのBMPが相互的に内軟骨性骨化を制御している可能性が示唆された。 2.骨折で重要なステップとしての内軟骨性骨化や石灰化に関連する遺伝子について、ヒトの手術試料を用いて解析を行った。研究の遂行には、患者に十分な説明を行い、同意を得た上で行った。まず。内軟骨性骨化の過程で、カテプシンが特に軟骨から骨に置換される部位で重要な役割を果たしているであろう所見を得た(Histochem Cell Biol 2000)。また、石灰化の調節因子といわれるオステオポンチンも異所性石灰化部位で特異的な発現様式を呈していた(Virchows Arochive,2001)。 これらの知見は、偽関節の原因の一つとしてのBMP-4の発現抑制機序の関与と、偽関節の新規治療法としてBMP-4の遺伝子導入の有用性を示唆するものであり、同時に今後ヒトの骨組織試料における分子生物学的解析への可能性を示したデータといえる。
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