Project/Area Number |
11770822
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
田辺 隆敏 関西医科大学, 医学部, 助手 (50268356)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | シャルコー関節 / 破骨細胞 / 滑膜細胞 |
Research Abstract |
ムチランス型慢性関節リウマチ患者の経過観察中、しばしば認められる急速な骨吸収による関節破壊、我々はこれを急速骨破壊進行部位とし、この部位における破骨細胞の骨吸収能に着目し分子量約20kDの破骨細胞活性化蛋白を発見した。その後、シャルコー関節の滑膜組織中にも同様の蛋白を発見し研究を進めた。現在のところ構造決定には至っていないものの、分子量などの研究経過を整理し、投稿準備中である。我々のグループの研究経過を以下のように報告する。(a)シャルコー関節における急速関節破壊進行部位より採取した滑膜組織の培養開始一週後、培養上清を採取し濃縮後セファデックスG・15カラムにてゲル濾過し、分子量勾配に従って再び採取したサンプルを準備した。象牙片上に培養した破骨細胞に準備したサンプルを添加し、吸収孔形成への影響を測定したところ、コントロールと比較し有意に骨吸収が亢進した。(b)吸収孔形成の促進作用が認められるサンプルチューブを電気泳動法にかけ、含有する物質の分子量を確認したところ、20kDの破骨細胞活性化機能を有する活性蛋白質を確認した。(c)DE52カラムを用い、電気極性にてさらに含有蛋白を細分化し精製した後、再度破滑細胞培養系に添加し、破骨細胞活性化作用を確認した。その後、我々はシャルコー関節における急速骨破壊進行部位より採取した滑膜組織中にこの蛋白が存在することを免疫組織学的に確認した。この因子の破骨細胞活性化作用はIL・IRAや抗GP130中和抗体等の破骨細胞活性化サイトカインの阻害薬で抑制を受けなかった。これらの事実より、シャルコー関節における急速骨破壊は滑膜細胞にて産生されるこの活性蛋白質の発現を介して破骨細胞を活性化し発生する可能性が示唆された。現在のところ標的蛋白のアミノ酸配列の決定を急いでいるが構造決定には未だ至っていない。
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