慢性装置埋め込み犬肝不全モデルの麻酔管理における心血行動態の解析
Project/Area Number |
11770858
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
蓮尾 浩 長崎大, 医学部附属病院, 助手 (40271126)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | 慢性装置埋め込み犬 / 循環動態 / ダントロレン / プロポフォール / エスモロール / イソフルラン / セボフルラン |
Research Abstract |
慢性装置埋め込み犬での肝不全モデル確立が、今年度の計画であったが、肝不全状態でのイヌの生存性が不十分で、現在までに確立してきた慢性装置埋め込み犬健常モデルによる麻酔薬及び麻酔関連薬の相互作用を引き続き検討している。 慢性装置の埋め込み 体重10〜15kgの雑種成犬を使用。無菌的な手術操作によって、麻酔下に開胸しプローブとカテーテルを装着した。大動脈と左冠動脈回旋枝には超音波血流プローブを装着、左心室壁に局所収縮率測定用音波クリスタルを埋め込んだ。また、心室腔、大動脈内には圧測定用のカテーテルを留置し頚背部より体外へ露出させ、専用ジャケット内に収納した。手術後、全身状態が回復するまで注意深く飼育を行い、3〜4週間後から測定を開始した。循環動態測定及び解析には、クリスタルバイオテック社製心血行動態総合計測システム"VF-1"および循環動態解析ソフト"HEM"を使用した。 研究成果 以上の実験系を用いて、平成11年度中には、ダントロレンと静脈麻酔薬であるプロポフォールの相互作用を検討し、ダントロレンがプロポフォールによる陰性変力作用に影響を与えず、冠血管拡張により冠血流を増加させることを1999年アメリカ麻酔学会で発表した。また、β遮断薬であるエスモロールと吸入麻酔薬であるイソフルラン、セボフルランの相互作用を比較し、イソフルラン麻酔下でより強くエスモロールの循環抑制作用が発揮されることを第74回国際麻酔研究学会および第6回日米麻酔学会(2000年3月)において発表する予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)