| Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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| Research Abstract |
テロメラーゼは細胞の不死化に関わる最も重要な因子であり,様々なヒト癌組織でその活性は上昇している。特にテロメラーゼを構成する蛋白の一つである human telomerase catalytic subunit(hTERT)の mRNA の発現とテロメラーゼ活性が正の相関を示すため,この蛋白がテロメラーゼの活性中心であると考えられている。本課題においては,hTERT の発現制御機構解明のため,以下の実験を行い成果を得た。 1)アンドロゲン非依存性ヒト前立腺癌細胞株であるDU-145,PC3,TSUPr-1を用い,5-azacytidineを含む培養液中で培養すると,DU-145 では増殖が抑制され,TRAP assay にてテロメラーゼ活性の低下が認められた。またこのテロメラーゼの活性低下はRT-PCR 法にてhTERT mRNAの発現低下を伴っていた。 2)次に 5-azacytidineのhTERT promotor 活性に及ぼす影響を検討するため,何種類かのhTBRT promotor deletion mutant plasmidを作製し,DU-145 にリポフェクチン法にて導入し,Dual luciferase assay法にて転写活性を比較すると,5-azacytidineにより転写活性が抑制され,そのPromotor領域は-180 の myC領域であることが判明した。 3)次にmyc領域に従来から抑制的に作用すると考えられていたp16への影響をRT-PCR 法,ウエスタンブロット法にて,5-azacytidineがp16の発現を増加させていることが判明した。 以上の結果から,5-azacytidineのヒト前立腺癌増殖抑制作用は,p16-myc-hTERT 系を介することが明らかになった。
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