Project/Area Number |
11770897
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
和田 孝浩 熊本大学, 医学部, 助手 (20284755)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ラット前立腺 / エンドセリンレセプター / テストステロン / 前立腺 / エンドセリン / LH / 加齢 |
Research Abstract |
ラット前立腺におけるエンドセリンレセプターのテストステロンによる変化 (1)動物については中間報告したように以下に示す6群に分け、モデルラットを作製した。 1〕Castration群:外科的に徐睾術を行う。 2〕Castration+テストステロン3mg/kg補充群:徐睾術後にテストステロン(2週毎3mg/kg皮下注)を投与する。 3〕Medical Castration群:LH-RHアナログ(4週毎1mg/kg皮下注)投与を行う。 4〕Castration+テストステロン5mg/kg補充群:徐睾術後にテストステロン5mg/kgを投与する。 5〕Castration+テストステロン10mg/kg補充群:徐睾術後にテストステロン10mg/kgを投与する。 6〕コントロール群 摘出した前立腺重量は1〕群<2〕群<3〕群<4〕群<5〕群<6〕群であった。エンドセリン-1濃度に各群に有意差はなかった。エンドセリンレセプターのサブタイプは上記1、2、3、4、5群のいずれの群でも同様にエンドセリンレセプターサブタイプはETA receptor subtypeが優位で約80%でありETB receptor subtypeが約20%であった。エンドセリンレセプターの濃度測定では2〕群>3〕群>4〕群>5〕群>6〕群であった。各群の血清LH濃度は1〕群>2〕群>4〕群>3〕群>6〕群>5〕群であった。各群の血清テストステロン濃度は1〕群<2〕群<3〕群<4〕群<5〕群<6〕群であった。 我々の一連の研究よりエンドセリンレセプターをレギュレートしているホルモンはLHではなくテストステロンであり、このレギュレーションはダウンレギュレーションであることが示された。またそのサブタイプや前立腺組織中のエンドセリン濃度にはテストステロンの影響はみられなかった。
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