Project/Area Number |
11770969
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
林 達哉 旭川医科大学, 医学部, 助手 (30250567)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 内喉頭筋 / 疑核 / 運動ニューロン / セロトニン / サブスタンスP |
Research Abstract |
ラットを灌流固定後脳を摘出し、脳幹軸位断の連続切片を作製し、neutral redによる染色にて疑核の位置と広がりを確認した。この結果、疑核の細胞内電気活動を記録する目的で作製する脳幹スライス標本の厚さを500μmとすると、ラット1個体からは多くとも2スライスの標本しか得られないことが昨年度までに明らかとなった。このスライス標本を人工脊髄液で灌流しながら、recording chamber内で微小ガラス電極を刺入した。しかし、 1.疑核の領域が狭く、境界が不明瞭である 2.疑核の神経細胞の密度が低い ためあるいは細胞のviabilityの問題か、実際に微小ガラス電極が細胞を捉える確率が非常に低く、また細胞を維持できる時間も不十分であった。これらの課題は昨年から引き続くものであり、これを解決するため、研究代表者が本技術を取得した米国アーカンソー州のアーカンソー医科学大学解剖学教室と連絡を取り、解決策を協議中である。 筆者はこれまでニワトリ胚の脊髄スライス標本を用い、脊髄前角運動細胞の細胞内電気活動を検討してきた。同様の手法による脳幹スライス標本からの電気活動記録は前記アーカンソー医科大学で現在行われ、その成果も報告されており、近々本研究の問題は解決することが期待できる。 今後、成ラット疑核ニューロンの細胞内電極による記録を確立した後、同ニューロンのセロトニンおよびサブスタンスPに対する反応性を検討する予定である。
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