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GM_1ガングリオシドによる外リンパ瘻の容観的診断方法の確立

Research Project

Project/Area Number 11771014
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

熊埜御堂 浩  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00265901)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords外リンパ瘻 / GM1ガングリオシド / β2-トランスフェリン / 薄層クロマトグクフィー / GM3ガングリオシド / 薄層クロマトグラフィー
Research Abstract

突然のめまい、難聴を生じる外リンパ瘻の確定診断は試験的鼓室開放術による外リンパの漏出の確認によってなされている。しかしながら、この漏出の有無の判定は術者の主観によるところが大きく不確実な場合がある。したがって現在、この外リンパの漏出の有無を客観的かつ確実に判定できる診断法が必要とされている。この一つの方法として、外リンパに特異的に含まれる物質を術野で証明することが考えられる。今までの検討からは糖タンパク質であるβ2-transferrinが外リンパ・髄液に認められる一方で、血清中には認められないことが判明している。しかしながら実際の術野から採取した材料からβ2-transferrinを証明することは、その量が少ないこと、検出に用いる抗β2-transferrin抗体の非特異的反応が生じるなどにより困難であるとする報告が多い。そこで本研究では、髄液には存在するが血清中には極めて少ないとされる糖脂質GM1ガングリオシド(monosialoganglioside)に注目し、微量の外リンパ中における検出を試みた。
(1)各種微量検体についての検討
GM1ガングリオシドが髄液、外リンパ中に特異的に含まれる物質であるか否かについて検討するため、血清、中耳滲出液についてGM1ガングリオシドの抽出を行い、外リンパ中のGM1ガングリオシドの含有量と比較検討した。
有機溶媒を用いてGM1ガングリオシドを抽出。TLCプレートで展開し、コレラトキシンBサブユニット、ウサギ抗コレラ毒素抗体、ペルオキシダーゼ酵素標識2次抗体を作用させABC法を行った。呈色反応はECLを用いた。
この結果、血清、中耳滲出液においてもGM1ガングリオシドは検出され、その含有量も外リンパに比べて極端に少なくはないと考えられた。したがって今回の検討からは、外リンパ中の微量な糖脂質の検出することのみで、外リンパ瘻の診断を行うことは困難であると思われた。
(2)他の糖脂質との組み合わせによる検討
GM1ガングリオシドが血清、中耳滲出液に含まれる事から、今後は他の糖脂質として血清中に多く含まれるGM3ガングリオシドを髄液、外リンパと血清を各比率で混在させて検出し、検出感度の測定を行う予定である。この組み合わせによる結果から1)GM3陽性、GM1陽性、2)GM3陰性、GM1陽性である時に、中耳腔にみられる分泌物が外リンパである可能性が示唆される事となる。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2025-11-17  

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