Project/Area Number |
11771031
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
田村 正人 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (60271821)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 網膜 / 血管新生 / 家兎 / 網膜静脈閉塞症 / トロンビン / VEGF |
Research Abstract |
眼内血管新生に対する新しい治療法の開発を推進するにあたり、まず実験動物で眼内血管新生モデルを作成することをめざし、成功した。これは、白色家兎眼に経強膜的にトロンビンを網膜上に滴下し血管閉塞症を惹起させた網膜静脈閉塞症モデルである。 しかし、静脈閉塞症の発症率は約40%と低く再現性が現在の所良くないので、この再現性を向上する工夫を検討しているところである。 また、この実験モデルでは静脈閉塞発症3か月後くらいより新生血管の発生が確認された。この状況を調査した上でVEGF、TGFβ、FGF-2のサイトカインのレベルを測定し、サイトカインの発現は硝子体中でのサイトカイン濃度の測定や免疫組織化学的手法による蛋白レベルでの検索とin situ hybridizationを用いたmRNAレベルでの検索を行う予定である。 その後にVEGFに対する抗VEGFモノクローナル抗体硝子体中に投与して阻害実験を行う。そしてこれらサイトカインの硝子体中のレベルの動きを調査すると同時に抗体の投与により新生血管の発生がどの程度抑えられるのか、検眼鏡的な所見は勿論の事、組織学的に光学顕微鏡及び透過型電子顕微鏡を用いて検索を行う。また、この抗体の投与により網膜に障害が生じていないかも併せて検索を進めることにしている。
|