Project/Area Number |
11771066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
外園 千恵 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (30216585)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | EGF / EGFレセプター / 角膜上皮 / Epiclermal growth factor / 創傷治癒 / 受容体阻害剤 |
Research Abstract |
角膜上皮ホメオスターシスにおけるEGF受容体の役割を明らかにするために、EGF受容体阻害剤の経口長期投与による角膜上皮のS期細胞の数と角膜上皮の厚みの変化を検討した。 Wistar系ラットを3群に分け、1群には40mg/kgのEGF受容体阻害剤を、1群には80mg/kgの阻害剤を、残りのコントロール群には溶媒のみを1日1回、14日間経口投与した。投与終了後に、眼球を摘出、強角膜片にしたのち組織培養を行い、S期における細胞の取込みを計測した。さらに組織切片で修復上皮の厚みを計測した。その結果、EGF受容体阻害剤の投与により、投与群では明らかにコントロール群に比べてS期の取込み細胞が減少していた。また、上皮の厚みは投与群でコントロール群に比べて薄くなっていることが観察された。これらの結果よりEGF受容体は、角膜上皮ホメオスターシスにおいて、上皮の細胞増殖と重層化に関与することが示唆された。
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