Research Abstract |
当施設ではスライド写真の分類方法を作成し,過去5年間の患者スライド写真(5万枚ほど)をすべてデジタル化し中央化して保存する試みを行い,症例検討会,若手医師や学生の教育,教室単位で行う学会著作活動に利用してきた。 今回の研究は,従来の症例スライド写真のデータベースを発展させ,データベースをを拡張することで,より高レベルのデータベースとして,臨床,教育,研究に役立てることを目的とした。 平成11年度は当初の予定通り,症例の組織画像のデータベースへの蓄積を行った。平成12年度は,この作業の継続とともに,CT,MR機器より,形成外科のサーバに転送されたDICOMデータを加工し,3次元モデルデータとして,画像データベースの拡張を行った。 この結果については,第9回日本形成外科学会基礎学術集会において発表済みであり,第44回日本形成外科学会でも発表予定である。 また,このデータベースはカンファレンスならびに学生教育用に使用することが可能であった。 今後,さらにデータベースの蓄積ならびに活用を行い,形成外科におけるデータベースの構築と活用について,検討していく予定である。
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