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ラット歯髄炎における神経線維の免疫組織学的及び歯髄組織の電顕的検索

Research Project

Project/Area Number 11771204
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionFukuoka Dental College

Principal Investigator

生田 貴也  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (80309947)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsPGP 95 / Nerve / Pulpitis / TEM / PGP9.5
Research Abstract

下顎第一臼歯を人為的に露髄させ、潰瘍性歯髄炎から歯髄壊疸に至るまでの歯髄組織の変化を病理組織学的に検索し、神経線維の密度の変化を免疫組織化学的に計測し検索した。さらに神経線維の役割を電顕的に検索し以下の知見を得た。
(1)露髄後1日例では、穿通部周囲に多数の好中球の浸潤が見られ、その周囲では歯髄細胞内のミトコンドリアの空胞化などの変性所見が認められた。歯冠部及び歯根部の象牙芽細胞層の配列の乱れは見られなかった。
(2)露髄後3日例では、多数の好中球の変性像の集積いわゆる膿瘍の形成が見られ、その周囲には細胞質内にミトコンドリアの空胞化などの変性像を示す歯髄固有細胞及びその変性した細胞や神経線維を貪食するマクロファージが認められた。また、病巣周囲の象牙芽細胞層においては象牙芽細胞が変性・消失し、細胞の配列が若干不規則になっていた。
(3)露髄後5〜10日例では、膿瘍直下には病巣を被包する様に配列した線維芽細胞の層が見られ、細胞間にコラーゲンの形成が認められた。また、変性した細胞や神経を貪食しているマクロファージが露髄後3日例よりも多数見られた。象牙芽細胞層においては変性・消失する細胞が露髄後3日例よりも更に多く見られ、細胞の配列も不規則になっていた。一部では象牙芽細胞層直下にrERに富む象牙芽細胞様細胞の出現が認められた。露髄後7日例では露髄後5日例に比べ更に多くの象牙芽細胞様細胞が見られ、細胞間にはコラーゲンが形成されていた。露髄後10日例では細胞間のコラーゲンが増加し、著しい修復象牙質形成が見られ、象牙芽細胞様細胞の配列も認められた。
(4)露髄後2週以上の経過例では、好中球の浸潤が根尖部まで認められ、象牙芽細胞様細胞及び線維芽細胞には著しい変性像が認められた。また一部には修復象牙質により根管の根尖側1/4付近が閉鎖しかかっており、残存歯髄にも著しい石灰化像が認められた。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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