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唾液腺腫瘍細胞の中心体構成要素の分子細胞生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 11771261
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

狩野 証夫  群馬大学, 医学部, 助手 (20261852)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords唾液腺腫瘍 / ルートレット / 線毛 / 中心子 / 免疫組織化学 / 孤立線毛
Research Abstract

1.対象:口腔原発の多形性腺腫3例、粘表皮癌1例、Warthin腫瘍1例、筋上皮腫1例を用いた。コントロールとして正常顎下線9例を用いた。
2.結果:免疫組織化学的検討では正常の顎下腺では、ほとんどのすべての細胞にルートレットの染色陽性像がみられ、線条部導管では、ループを作ったり、分岐したりと多様な形態を示した。多形性腺腫ではほとんどの細胞にルートレットの強い染色陽性像を示した。Warthin腫瘍では、細胞すべてに陽性像がみられ、二層上皮の基底側の細胞とリンパ球では反応が弱いのに対して嚢胞腔側の細胞には強い反応が見られた。粘表皮癌および筋上皮腫では、ほとんどすべての細胞に陽性像がみられた。ルートレット径では各々のtypeの細胞約50個の平均を調べたところ、線条部導管部(コントロール)約4μm、終末部(コントロール)約1.5μm、多形性腺腫約3.8μm、Warthin腫瘍(Luminal border:約3.1μm,Basal cell border:約1.8μm),筋上皮腫、約2.3μmであった。R67で染色されるルートレットとおもわれる線状構造と中心子との係について多形性腺腫の例で検討した。ルートレットの一端は中心子と重なり合っていた。また、ルートレットに孤立線毛が存在するかどうか、孤立線毛はanti-acetylated α-tubulinにて染色した。正常の顎下腺では孤立線毛がほとんどみられなかったが、多形性腺腫では約10%に孤立線毛の形成がみられた。電顕所見については粘表皮癌の例では中心子に付随してルートレットが、伸長し、細胞質内に横紋構造をもったルートレットが観察され、正常顎下腺線条部導管においても、ルートレットは管腔近くの細胞質にみられ、中心子から核に向けて伸長していた。免疫電験においても同様であることが確認できた。
3:結語:孤立線毛の有無に関わらず、ルートレットが存在しており、ルートレットはapical cytoplasm中のcentrosomeの安定に関係していると思われた。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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