Project/Area Number |
11771273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
植野 高章 岡山大学, 歯学部, 助手 (60252996)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 移植骨膜 / 再生医学 / 血管付筋肉移植 / 二次移植 / Prefabricated Graft / 骨梁構造 / 骨膜移植 / 組織再生 / 血管新生 / 軟骨内骨化 |
Research Abstract |
移植骨膜からの形成骨を二次的に人工的に作成した顎骨欠損部に筋肉皮弁を用いて新生骨の移植を行った。この術式は、従来の遊離自家移植骨膜の欠点であった血行の乏しい骨欠損組織内で十分な骨形成が得られないということを筋肉内において再開した血管を維持する事で補い軟骨内骨化において最も大切な血行維持とそれに伴った骨芽細胞、破骨細胞に誘導を活発にすることが組織学的に観察された。さらにこれらの骨形成量の比較のために画像解析ソフトMacScopeによる新生骨梁の骨量(BV)、骨密度(BV/TV)、骨梁幅(TbTh)、骨梁間隙(Tb.S)を比較することで一次移植後の骨の成長にあわせた二次移植の最適な時期を考察した。その結果、移植後3週目の軟骨形成後の血管侵入がみられる時期に二次移植をすることで骨欠損部においても移植後の活発な骨成長がなされることが組織学的に観察された。これらの結果から豊富な骨形成細胞を持つ移植骨膜は直接骨欠損部に移植を行うよりも、筋肉内に移植を行ない、血行が再開する移植後3週目に筋肉皮弁として骨欠損部に移植を行うPrefabricated Bone Graftとした方が移植後の骨の成長が期待できると考えられた。今後は、移植レシピエントの年齢などにより異なる細胞、増殖分化能の制御を目的とし骨形成因子IGF、BMP、FGFなどの投与や他種移植などによる骨膜移植を試み骨膜の骨再生能を応用した骨欠損部への再生医療の新しい方法の拡大を展開する予定である。
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