Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
本研究は,IL-1β刺激ヒト線維芽細胞におけるDNA binding protein(STAT3,C/EBP)の発現とそれらが転写制御因子としてcollagenase(MMP-1)遺伝子の発現をどのように調節しているのかを明らかにすることを目的として行った. 患者の承諾を得た臨床材料を用いて線維芽細胞を分離し培養した.すなわち治療上必要と診断された矯正治療患者の抜去歯牙ならびに歯肉切除片から,Tewariらの方法に準じてヒト歯根膜ならびに歯肉線維芽細胞を分離した.得られた細胞は10%ウシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)を用いて,5%CO_2,37℃で継代培養した.6-8代継代培養した歯肉線維芽細胞にIL-1β刺激を加えた後,経時的(15分,30分,1時間,2時間,4時間,6時間,8時間,24時間,48時間,72時間後)に細胞を回収し,total RNAを抽出した.平成11年度の本研究において,IL-1刺激ヒト歯肉線維芽細胞中のC/EBPタンパクの存在とそのDNA結合能について確認することができたが,ノーザンブロット法にて検出し得たC/EBPのmRNA量がきわめて少なかったことから,Quantitative PCR法にてmRNA量の変化について検討した.その結果,IL-1βで刺激後のC/EBP mRNA量には,わずかながら経時的な変化が認められた.
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