Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
申請者は,歯周病原性細菌の一部であるグラム陰性菌のActinobacillus actinomycetemcomitansによるマクロファージのアポトーシス発現とその際のマクロファージ細胞膜上のCD14分子の役割を解明してきました.本研究の目的は,これまでのアポトーシスの実験系を用いてリポタイコ酸がリポ多糖(グラム陰性菌外膜を構成する内毒素)処理されたマクロファージと比較して,アポトーシス発現にどのような影響を及ぼすか検討することである.前年度の研究では,マウスマクロファージ細胞株であるJ774.1細胞を用いてリポ多糖を前処理してから,A.actinomycetemcomitans感染実験を行った結果,アポトーシス発現が抑制されたことを報告しました(FEMS Microbiology Letters 175.1999.211〜216). 現在,モデル実験として,J774.1細胞をリポタイコ酸で処理した結果して,MTTアッセイでの細胞致死活性率およびELISA法でのDNA断片化の抑制率は,コントロールと比較して変化がありませんでした.さらに,様々な手技で研究しておりますが,アポトーシス発現を抑制するか否かは検討中です. 今後,A.actinomycetemcomitans感染マクロファージでのアポトーシス発現におけるリポタイコ酸で,どのような影響を及ぼすか詳細に再検討していく予定です.
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