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補体抑制機能を付与した細胞性製剤の開発研究

Research Project

Project/Area Number 11771473
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 医薬分子機能学
Research InstitutionKyoto Pharmaceutical University

Principal Investigator

岡田 直貴  京都薬科大学, 薬学部, 助手 (90312123)

Project Period (FY) 1999 – 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords細胞性製剤 / 補体 / 免疫隔離 / 細胞固定化担体 / 水溶性高分子素材 / 補体制御因子
Research Abstract

補助金交付を受けた平成11・12年度の研究により、以下の3点に関する新たな知見を得た。
1 抗補体活性を有する新規細胞固定化担体の開発(投稿中)
24種の水溶性高分子素材についてスクリーニングを行った結果、Polyvinyl sulfate(PVS)が強力な抗補体活性を有し、且つ細胞傷害性の低い高分子素材であることを新たに見出した。また、PVSを含むアガロースマイクロビーズ(PVS/Aga-MB)の調製法の最適化を行い、PVS/Aga-MBが封入したMIN6細胞(マウス膵β細胞株)の生存・増殖・グルコース応答性インスリン分泌に影響を与えないことを確認した。さらに、PVS/Aga-MBが封入細胞を補体系による傷害から保護できることも明らかとした。
2 PVSの抗補体作用メカニズムの解明(投稿中)
PVSの抗補体作用メカニズムを探索した結果、PVSは古典的経路のC1および第二経路のC3bBb(C3 convertase)に作用して、以降のカスケード反応の活性化を抑制していることが判明した。また、この抗補体作用の発現には、PVSの硫酸基が深く関与していることも示された。
3 補体制御因子発現による封入細胞への補体抵抗性の付与
ハムスター由来CHO細胞に、膜型補体制御因子であるラットCrryの発現プラスミドを導入し、Crryトランスフェクタントを作製した。Crryトランスフェクタントおよび親細胞をアガロースマイクロビーズに封入し、ラット補体を含む培地中で培養したところ、親細胞は完全に傷害されたのに対し、トランスフェクタントは高いviabilityを保つことができた。さらに、CrryトランスフェクタントをPVS/Aga-MBに封入した場合には、ラット補体による傷害に対してより高い抵抗性を示した。

Report

(2 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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