「外化」による自己説明の可視化を利用した学習支援システムの研究
Project/Area Number |
11780131
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
金西 計英 徳島大学, 大学開放実践センター, 講師 (80204577)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 外化 / 視覚化 / HCI / 自己説明 / 内省 / インタフェス / 学習支援 / 可視化 / 知的学習支援システム / ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI) / インタフェース / 地理学習 |
Research Abstract |
本年度は、研究の2年目に当たり総括を念頭に研究を進めた。まず、昨年度に得られた知見を基に計算機上に「外化」支援環境の実現を行った。そして、被験者にプロトタイプを試行してもらい評価を行った。実験の結果からの考察を基に、我々の提案に関して一定の有効性が認められたと考える。また,引き続き「外化」の支援を対象に研究を進めるべき課題が明らかになったと思われる。 我々は、昨年度に続き「外化」のデータ収集を行った。そして、収集した事例を基に「外化」のメカニズムについてのモデルを検討し直し、修正を加えた。 「外化」には対象作業を構成しているさまざまな、下位の作業の透明性が重要であることが分かってきた。そこで、外化の支援にとって「認知的な見通し」の良さが必要であることが分かった。ただし、「認知的な見通し」は作業の認知的な負荷を一方的に減らすことを目的にしているのではない。学習の支援のような場合、学習そのものに関わる負荷を軽減することはできないが、その他のソフトウェアの操作性等に関する負荷は軽減する必要があることが分かった。 「外化」に関する認知的な考察を進める一方、システム開発も平行して進めた。我々が対象とする演習問題の解法過程の説明を図示する方法について検討し、本研究助成によって購入した機器を活用し、システムのプロトタイプの開発を進めた。また、これらの計算機は、認知実験の結果の収集・処理や統計的な分析のためにも用いられた。被験者を募り、システムを使用してもらい評価データを収集した。評価の結果から、我々の提案に関して、一定の有効性が明らかになった。 なお、昨年度に引き続き、得られた成果を内外の論文として公開し、また国際会議等で公開した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)