Project/Area Number |
11780143
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
磯崎 尚子 (磯ざき 尚子) 富山大学, 教育学部, 助教授 (70263655)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 教員養成教育 / 総合的な学習 / クロス・カリキュラム / 教科学習 / イギリス / キャリア教育 |
Research Abstract |
本年度は、教員養成教育における総合的な学習に関して、2つの視点で研究を行った。まず、昨年度に引き続き、イギリスの教員養成カリキュラムにおけるクロス・カリキュラムの位置づけ、そして具体的事例としてクロス・カリキュラムとしてのキャリア教育を取り上げ分析した。次に、「総合的な学習の時間」を担当するに当たり、教員養成教育においてどのような資質の育成が求められるのかについて、わが国の小学校および中学校における先進的な取り組みの実践について、分析を行った。その結果次のようなことが明らかとなった。 ・イギリスの教員養成教育の場合、1998年より教員養成ナショナル・カリキュラムが必修教科を中心に導入されている。しかしながら、それらを分析すると他教科との関連性は重視されてはいるものの、ICT(Information and Communication Technology)を除いて、必ずしもロス・カリキュラムについての言及は見られない。クロス・カリキュラムに関しては、各教員養成機関の教科カリキュラムの中で一部言及されている程度である。 ・キャリア教育は、2000年版学校用ナショナル・カリキュラムにおいて'work-related learning'として言及されており、教員養成教育においてもその取り扱いが重視されるであろう。 ・わが国の小学校中学校での「総合的な学習の時間」についての取り組みを分析すると、これから求められであろう資質の一つとして、学校に基礎をおくカリキュラムをデザインする能力が抽出できた。
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