破局的状況を回避するインターネットルーティングプロトコル
Project/Area Number |
11780214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡部 寿男 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20204018)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | インターネット / パケットロス / ルーティングプロトコル / QoS / OSPF / DiffServ / ATM / SRSVP |
Research Abstract |
従来のIP(インターネットプロトコル)では、ベストエフォートと呼ばれる単一のサービスのみをサポートしており、QoS(Quality of Service)保証をサポートしていない。そのため、インターネットにQoS保証を導入する有力なフレームワークとして、IntServやDiffServが着目されている。 DiffServでは、自ドメインの境界部分でパケットをクラス分けし、ドメイン内ではクラス別に異なるPHB(Per-Hop Behavior)を適用することでサービスの差別化を行なう。現在提案されているPHBはキューイングに基づくものだけである。これに対し本研究では、優先度の低いトラフィックについても可能ならば「迂回」させることで性能劣化を防ぐことを考え、そのために通信状況に応じた適応ルーティングをDiffServのPHBとして実現する方法を提案した。提案に基づきDiffServのフレームワークで適応ルーティングを行なうシステムを設計し、PCプラットフォーム上に実装した。 さらに、上記の提案を、RSVPのようなフロー単位の資源予約を行うIntServの枠組において応用することを考えた。すなわち、QoSフローにより帯域が消費されたリンクは、低優先度のトラフィックができるだけ迂回するようにコスト値を調整する。この際、コスト値を一時に大きく変化させると遷移状態においてパケットループが生じうる。本研究では、ループを生じさせないように段階的にコスト値を変更する手順をグラフ理論的に求めるアルゴリズムを示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)