並行処理プログラムを対象としたテストケース生成技法の確立
Project/Area Number |
11780222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | University of Miyazaki (2000) Nara Institute of Science and Technology (1999) |
Principal Investigator |
片山 徹郎 宮崎大学, 工学部, 助教授 (50283932)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ソフトウェアテスト / テストケース / 並行処理プログラム / テスト基準 / 相互作用列テスト基準 / 事象相互作用グラフ |
Research Abstract |
本研究では、並行処理プログラムのためのテストケース生成技法の有効性の検証、および、テストケースを自動的に生成するツールの開発を行なう。昨年度までに、並行処理プログラムのための新たなテスト基準である、相互作用列テスト基準(Interaction Sequences Testing Criteria(ISTC_k))を提案し、既に提案済みの並行処理プログラムの動作を把握するためのモデルである、事象相互作用グラフを用いて、このモデル上で、相互作用列テスト基準を満足するテストケースを生成するためのアルゴリズムを考案した。今年度は、このアルゴリズムを実装することにより、テストケース自動生成システムを開発し、生成システムおよび生成技法の評価を行なう予定であった。 ここで、提案した相互作用列テスト基準では、相互作用列の長さに関する変数kを導入しており、このkの値を大きくすれば、より詳細なテストが行なえる反面、テストに必要な時間が増大するという特徴がある。すなわち、被テストプログラムの実行の振舞いや特徴とテストに費やせるコストとを考慮して、この変数kの値を決定しなければならない。また、kの値を大きくすればテストは詳細に行なうことになるが、具体的にどのような誤りが発見できるのかについては、検討していなかった。 そこで今年度において、テストケース自動生成システムの開発を進めるよりも先に、相互作用列テスト基準における変数kの値について、定性的な評価を行なうことが重要と考えるに至った。 以上で述べた、相互作用列テスト基準における変数kの値に対しての特徴とその考察に関して、情報処理学会全国大会で発表する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)