Project/Area Number |
11780241
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
|
Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
趙 建軍 福岡工業大学, 情報工学部, 助教授 (20299580)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | ソフトウェアアーキテクチャ / スライシング技術 / ソフトウェアの理解 / 依存性解析 |
Research Abstract |
本研究では信頼性の高いソフトウェアアーキテクチャの開発支援環境を基礎付けるために、ソフトウェアアーキテクチャの挙動における構成要素間の依存性関係を究明すると共に、ソフトウェアアーキテクチャにおける新しい依存性概念を提案し、ソフトウェアアーキテクチャの依存性モデルを構築することを目指す。また、構築された新しい依存性モデルをソフトウェアアーキテクチャの理解、テスト、デバック、保守、再利用、及び複雑さ計測へ適用し評価すると共に、信頼性の高いソフトウェアアーキテクチャの開発支援環境に対するその有効性を明確にすることを目指している。 本研究ではこれまで得られた主な研究成果は以下の通りである。 (1)アーキテクチャ記述における多重情報流れを表現できる有向グラフを定義した。その有向グラフに基づいて、アーキテクチャ記述における構成要素間の構造と挙動に関する依存性を洗い出して抽象化し、これらの依存性概念に基づいてアーキテクチャ記述の新しい依存性モデルを提案した。 (2)アーキテクチャ記述から依存性モデルへの変換アルゴリズムを開発した。 (3)アーキテクチャ記述の依存性モデルに基づいてアーキテクチャ記述を静的にスライスするアルゴリズムを開発した。 (4)アーキテクチャ記述の依存性に基づいてアーキテクチャ記述の複さを評価する尺度も提案した。 (5)アーキテクチャのスライスに基づいてソフトウェアアーキテクチャ再利用の新しい手法を提案した。
|