企業従業員における職場と家庭の特性がそれぞれへのコミットメントに及ぼす効果
Project/Area Number |
11780329
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会システム工学
|
Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
鷲見 克典 名古屋工業大学, 工学部, 講師 (70242906)
|
Project Period (FY) |
1999 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | コミットメント / 関与 / 仕事と家庭のインターフェイス / 家族構造 / 家族機能 / 職務満足 / 職業性ストレス / ソーシャル・サポート / ワークコミットメント / 生活領域 / 仕事 / 葛藤 / 価値観 / 家庭 |
Research Abstract |
本研究の目的は従業員の職場と家庭へのコミットメントの先行要因として職場と家庭の諸特性のもつ効果を確認することにある.研究期間2年中,本年度は5つの企業の従業員で既婚あるいは同居する子供をもつ男性93名,,性62名を対象として調査を行った.また仕事と家庭のインターフェイスとコミットメント及び満足感との間連について,ソーシャル・サポートの調整効果を中心として文献研究を行った.分析から得られた主な結果は次の通りである.1.就労し家庭をもつ男女間に,家庭と仕事に関する価値的側面の関与あるいは役割間の葛藤の有意な差はなかった.2.男性において,家庭をもつ男性従業員の仕事と家庭における葛藤は,規範的信念としての両領域への価値づけによってほとんど影響を受けていない.3.仕事への価値づけが強いほど家庭に対する仕事の干渉は低いと,女性には知覚されている.4.就労し家庭をもつ女性の場合,仕事や家庭への価値づけは,知覚された役割間葛藤を抑える効果をもつ.また,文献研究から得られた主な結果は次の通りである.1.仕事と家庭葛藤は仕事と家庭のインターフェイスにおける重要な役割を担わされている.2.ほとんどの仕事と家庭のモデルにおいて職務満足,家庭満足,生活満足が結果変数になっている.3.仕事コミットメントと家庭コミットメントはモデルの結果変数としても先行変数としても扱われてきた.4.ソーシャル・サポートはモデルにおいて調整変数,媒介変数,先行変数,そして独立変数としても扱われている.
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)