Project/Area Number |
11780341
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Natural disaster science
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Research Institution | Akashi National College of Technology (2000) Fukui University of Technology (1999) |
Principal Investigator |
佐村 敏治 明石工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教授 (20288343)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ネットワーク / 防災システム / 災害情報システム / インターネット |
Research Abstract |
本年度の研究成果は、(1)昨年度2月に「第3回『災害とネットワーク』ミーティング」を科学研究費の補助で実施した際の研究発表の整理(報告書作成)、(2)以前に開発を行った「防災避難所データベース」から「XMLを利用した異種間防災データベースの構築」への移行およびシステム設計に関する考察、である。 以下に概略を述べる。 (1) 平成12年2月22日に福井工業大学で上記のミーティングを行った。参加者は20名ほどで、議題として、インターネット(WWW)による情報発信の課題、小型携帯情報端末用にカスタマイズされた災害情報ページ構築の提案、インターネット環境における防災システムツールの開発、など主に防災とインターネット技術の接点について熱い議論を行った。そのときの研究発表・議論を報告書という形で整理した。 (2) 上記のミーティングから生まれた考察である。本研究を通じて、災害時に必要な情報、または災害以前から準備できるシステム作りとして、ちょっとした便利な情報ツールの開発というより、災害時にでも利用できるデータベース技術の開発が急務であることを結論づけた。そのためにインターネットでも利用できて、柔軟性のある技術としてXMLとデータベースとを利用したシステムがこれからの防災情報システムとして注目されていくであろう。またこの技術は今まで不可能であった異種間・異機関のデータベースを一元化・共有化できるということで社会的情報基盤として位置付けられるシステムとなるであろう。本年度はこのシステムの可能性・設計方法について考察を行った。 本研究は、防災という社会的問題とIT技術との融合を目的に行った研究であり、また萌芽的要素も多くあったためにいろいろと紆余曲折があり、2年間で本研究を完成することは出来なかった。しかしこの間多くの成果があったので、システム完成後は早い時期に成果の発表・公開を行う予定である。
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