Project/Area Number |
11873002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
経済理論
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
大沼 あゆみ 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (60203874)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | グリーンNNP / 環境外部性 / 割引率 / 持続可能な発展 / 市場の失敗 / パレート効率性 / ホテリング・ルール / 排出権取引 |
Research Abstract |
今年度は、昨年度の研究を踏まえた上で、持続可能性指標の一つである「グリーンNNP」を、(1)外部性(2)非コンスタント割引率(3)外生的技術進歩、の三つの要因を導入した環境を導入しているモデルで意義付ける研究を行った。 この研究では、グリーンNNPを次のように特徴付けた。まず、最適経路上で、次の二つの概念を導入した。一つは、「純支出ストック(net stock of expenditure)」、また、もう一つは「利子ストック(stock of interests)」と定義したものである。そして、これらの和を「富(wealth)」とすると、各時点のグリーンNNPは、この富の利子(各時点の割引率で計った)から、富への投資を引いたものと特徴付けられることを明らかにした。この結論は、伝統的な新古典派モデルから、本研究で対象とした経済まで引き継がれるものである。この研究は、"A characterization of net national product toward a non-stationary economy with environmental amenities",として、2000年度環境経済政策学会(2000年9月30日-10月1日、於つくば国際会議場)において報告した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)