Project/Area Number |
11874083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
赤阪 健 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60089810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若原 孝次 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (40303177)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | フラーレン / 有機ケイ素化号物 / 有機ゲルマニウム化合物 / ビシスリル化 / C60 / C60アニオンラジカル |
Research Abstract |
本年度は、昨年度確立した光ビスシリル化反応のlimit & scopeを調べるために、ケイ素化合物としてジシラン以外のケイ素ーケイ素化合物に範囲を拡げて検討を行なった。不飽和化合物としてケトンやアルデヒドを用いた。また、ケイ素と同族の元素でより電気陰性度の小さいゲルマニウム化合物とC60との反応により、C60のゲルミル化に成功した。この反応を有機合成に応用することにより、光ビスゲルミル化反応の開発に成功し、種々の不飽和化合物にゲルマニウム基を導入することが可能となった。また、ポリシランは新素材としても注目されている化合物であり、ケイ素ーケイ素シグマ共役に由来する低いイオン化ポテンシャルを有する。ポリシランを用いたビスシリル化は、種々の新しいポリシランユニットの構築を可能にするものであり、大きな検討課題である。ケイ素ーケイ素シグマ結合の反応性のインデックスとして、実験的にはレドック電位の測定を行い、理論計算によりHOMO/LUMOエネルギーあるいはイオン化電位・電子親和力と比較検討した。ポリシランとC60との反応では、高圧水銀灯の光照射では反応は進行しなかったが、低圧水銀灯を用いることにより反応は進行し、ポリシランの主鎖にC60を導入することに成功した。さらに理論計算によるケイ素化フラーレン誘導体のHOMO/LUMOエネルギーレベル、イオン化電位や電子親和力等の検討を行い、実験結果と理論計算のinterplayにより、電子移動型ビスシリル化反応の本質を明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)