• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

人工筋肉材料としての導電性高分子に関する力学的研究

Research Project

Project/Area Number 11875025
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Materials/Mechanics of materials
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中村 俊哉  東大, 工学(系)研究科, 助教授 (60237419)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新田 康雄  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60011087)
Project Period (FY) 1999 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2000: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords人工筋肉 / 導電性高分子 / ポリアニリン / 電解伸縮
Research Abstract

従来,アクチュエータでは金属など硬い材料が用いられてきたが,直接人体に触れる医用機器など,用途によっては柔らかい素材によるしなやかな動作が求められる.また,軽量で柔軟な動きをするアクチュエータは,人工筋肉として,義手,義足や人工器官などに不可欠ある.そして,こうした柔軟なアクチュエータの素材として,導電性高分子や高分子ゲルが研究されている.ここでは,導電性高分子材料であるポリアニリンフィルムをとりあげ,機械工学的な立場で,構造,機構,制御の設計において求められる系統的な材料力学的知見を得るため,基礎的実験を行ない,伸縮率(ひずみ)と電気的負荷(電位)の関係を明らかにすることを目的として研究を行なった.今年度得られた主な成果と知見を以下にまとめる.
(1)電解液(塩酸)中における電解伸縮を高精度で調べるための専用実験システムを構築した.
(2)本システムは材料試験機と電位制御のためのポテンショスタットとファンクションジェネレータ,ならびに,制御・計測用パーソナルコンピュータから構成される.また,試料を電解液に浸して実験を行なうため,テフロン製のチャックとガラス容器を装備している.
(3)電圧上昇に対するフィルムの時間応答はS字形である.すなわち,電圧に対して応答しない領域,応答するが鈍感な領域,急激に応答する領域,および,飽和する領域からなる.
(4)上記において,ひずみの飽和値はおよそ9%である.
(5)フィルムの応答には時間遅れがある.
(6)電圧を下降させ,元の値に到達しても変形が残留する.
(7)繰返し電圧に対する応答として,静的な最大ひずみ(変位),および,電圧降下後の残留ひずみは,繰返しにともなって増大する.

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi