一般システム論をベースにした豪雨年・渇水年ペアの出現特性の統一論的解析
Project/Area Number |
11875105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中北 英一 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70183506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池淵 周一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20026181)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 降雨分布 / 長期観測情報 / リモートセンシング / スケール効果 / 水循環 / 蒸発散 / 年々変動 |
Research Abstract |
研究計画初年度である本年度は,長期観測地点情報の面代表性に関する検討を中心に進めた. (1)長期積算降雨分布の地形依存特性 降雨の分布特性解明の足がかりとなる「降雨分布の地形依存特性における時間スケール階層構造」ならび「各標高区分内での平均降雨量対数値と地形標高とは直線関係にあるというより普遍的な特性」にについてさらに解析を行い次のような成果を得た.すなわち,a)地形標高依存直線は,スケール階層構造の小スケールから2番目以上の階層で成立すること,b)地形依存直線の傾きは,降雨強度ならびに頻度の地形依存直線の傾きに分離できること,c)対流性降雨が卓越する降雨事例では頻度の地形依存性が卓越し,層状性降雨が卓越する降雨事例では逆であること,を明らかにするとともに,その概念的解釈を提示し3次元レーダー情報を用いてその妥当性を明らかにした. (2)熱帯域での降雨解析 大洪水災害の発生したベネズエラならびにメコン川流域の降雨特性の解析を行った,ベネズエラでは一般に言われてきた乾期での異常降雨ではないものの,異常であることは確かであること,メコン川では雨期の始まりが例年になく早期であったことを明らかにするとともに,これらとENSOのラニーニャとの関係を確認した.
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)