Project/Area Number |
11875109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小柳 武和 茨城大学, 工学部, 教授 (50108205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 祐史 茨城大学, 工学部, 講師 (80272110)
志摩 邦雄 茨城大学, 工学部, 助手 (10241746)
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Project Period (FY) |
1999 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 色弱者 / 色誤認 / 輝度値 / 交通信号 / 色彩環境整備 / アンケート調査 / 色覚異常 / シミュレーション画像 / ハイブリッド遺伝子説 |
Research Abstract |
平成12年度までに明らかとなった問題点を、健常者の認識(色彩調和等)と対比させ、今後色覚異常者が安全かつ快適に通行する上で重要となる交通信号における留意点を示す。 (1)赤信号と黄信号、赤点滅と黄点滅 赤信号の識別性を向上させるために、赤信号自体を大きくすると共に、赤信号の輝度値を上げる。または、信号(3色)の色によって形状形態や表示方法に変化を付ける。 (2)青信号と水銀灯、赤信号と高圧ナトリウムランプ 夜間における青信号と水銀灯、あるいは赤信号と高圧ナトリウムランプの識別ができない。それぞれの大きさや形状が非常に似ており、輝度値にも余り差がないことに起因する。しかし、最も問題なのは、色弱者が「信号の点灯しているランプの位置によって判断する」ことである。夜間で信号周辺の照度が確保されていない場合、信号の点灯が分かっても、何番目が点灯しているのかが分からない。そこで、水銀灯や高圧ナトリウムランプの輝度値を下げる。また、点灯している信号の位置が識別できるように、交通信号機自体の輪郭に光源を設けることを提案する。 (3)赤信号と背景看板、街路樹 視標と背景の関係は、輝度差及び輝度比が視認および識別性に大きな影響を及ぼすことから、輝度比をつけることが必要である。分析結果より輝度比の閾値4.0が望ましいが、第2色弱の程度によって逆効果となる場合があり、輝度比の閾値2.0、信号機の大きさ及び赤信号の輝度値を上げることを提案する。大きさは、現状の1.5倍で十分な効果が得られる。 (4)単灯式の赤点滅と黄点滅 単灯式信号に関して、色弱者から「全く分からない」という意見が多い。単灯式信号の点滅の場合、一時停止(もしくは減速)することが多く、単灯式信号は使用するべきではないし、使用する場合には、文字あるいは記号を必ず付す必要がある。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)