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特異的分子認識能を有する人工ヌクレオシドレセプターの合成と機能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11875202
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Synthetic chemistry
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

八田 泰三  崇城大学, 工学部, 助教授 (40208533)

Project Period (FY) 1999 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsレセプター / 分子認識 / ヌクレオシド / アミドピリジン / 多点水素結合 / ウリジン / ピリジノファン / チミン / 超分子化学 / ホスト-ゲストケミストリー
Research Abstract

本年度は、より高いウリジン認識能をもつ非環状レセプターの開発およびシクロファン型レセプターの合成と機能について検討し、以下の成果が得られた。
1、デカノイルクロリドおよびブロモアセチルブロミドを用いる2,6-ジアミノピリジンの段階的なアシル化反応により、前駆体の2-(ブロモアセトアミド)-6-デカナミドピリジンを合成した。この前駆体と3-ヒドロキシピリジンとの反応により、目的の非環状レセプターである6-デカナミド-2-(3-ピリジルオキシアセトアミド)ピリジン(DPP)の合成に成功した。DPPは、CDCl_3-DMSO-d_6(90/10)溶液中において、ウリジンと1:1水素結合性錯体を形成し、これまでに本研究で開発した非環状2,6-ジアミドピリジン型レセプターの中で最も高いウリジン認識能を発現することを明らかにした。
2、トリル酢酸より誘導したクロロメチルフェニルアセチルクロリドと2,6-ジアミノピリジンとの反応により、前駆体の2,6-ビス(クロロメチルフェニルアセトアミド)ピリジンを合成した。この前駆体と2,7-ジヒドロキシナフタレンとの反応により、目的の環状レセプターであるナフタレノピリジノファン(NPP)の合成に成功した。NPPは、CDCl_3溶液中において、ヌクレオシドの構成単位のチミンおよびウラシル誘導体と1:1水素結合性錯体を形成することを明らかにした。さらに、NPPは錯形成時にゲスト分子に対して誘導適合して、ホスト-ゲスト間にπ-π相互作用のみならず電荷移動相互作用が働き得ることも見出した。また、錯体の安定性は、ゲスト分子中の2個のカルボニル酸素原子の電子密度に依存することも明らかにした。

Report

(3 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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