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魚類のSC

Research Project

Project/Area Number 11876042
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General fisheries
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

鈴木 譲  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40107412)

Project Period (FY) 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords魚類 / SC / 免疫 / 腸管 / 皮膚 / 免疫グロブリン
Research Abstract

魚類におけるSC(secretory component)の存在を確認するために,ウナギ,ニジマスなどから,体表粘液,皮膚,腸管,肝臓,胆汁などから抽出液を作成し,市販のラットSCに対するポリクローナル抗体(Bethy1)を用いたウエスタンブロッティングによる分析を行なった.ウナギでは多くの組織で共通のバンドが複数検出されたが,いずれも非特異的な反応と思われる.しかし,胆汁中には特異なバンドが見られSCである可能性が高い.ニジマスでは腸管に極めて明瞭なバンドが認められたが,予想される分子量の約半分であり,サブユニット構造を取らないことが知られていることから,SCとは断定できなかった.この抗体を用いた免疫組織化学的染色の結果も,SCの局在を示す像は観察されなかった.
ウナギ胆汁とニジマス腸管抽出液について,ゲル濾過,イオン交換などにより免疫陽性タンパク質の精製を試みたが,収率が悪く,単離にはいたらなかった.
SCのアミノ酸配列はヒト,ラットなどの哺乳類で報告されていることから,それらでよく保存されている配列のいくつかを選び,縮重プライマーを設計し,RT-PCRによりニジマスの各組織からのクローニングを試みた.しかし,唯一増幅されたのは,伝染性造血器壊死症感染魚に特異的に発現するタンパク質であり,SC遺伝子のクローニングはできなかった.
以上,魚でもSCの存在は示唆されたものの,本態解明の手掛かりは得られず,今後の課題として残された.

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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