Project/Area Number |
11876061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
角田 幸雄 近畿大学, 農学部, 教授 (80217364)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 核移植 / 体細胞クローン |
Research Abstract |
申請者らは、これまで牛体細胞の核移植によって33頭の子牛の作出に成功した。しかしながら、受胎後半数の妊娠雌がさまざまな時期に流産することを確認している。また、分娩に至ったものでも分娩前後に15頭の子牛が死亡し、分娩後約半年でさらに2頭が死亡している。しかしながら、残りの16頭の子牛はいずれも正常に発育し、生殖能力も正常であることが証明されている。本研究は、このような体細胞由来核移植胚を受胚雌に移植した場合に高頻度でみられる流産ならびに死亡の原因を明らかにすることを目的に実施した。昨年度に引き続き、二次元電気泳動法による蛋白質の解析に必要な胚盤胞数を、体外成熟卵子の体外受精によって作出した胚を用いて検討した結果、20個で解析が可能であることが判明した。そこで、継代培養中の卵丘細胞の細胞周期を血清飢餓培養によってG1/G0期に同調し、除核未受精卵に核移植後8日間培養して胚盤胞に発育させた。解析のコントロールとして、体外受精によって作出した胚盤胞ならびに電気刺激とシクロヘキシミド処置によって作出した2倍体単為発生由来胚盤胞を用いた。Mini-PROTEANIIを用いて、それぞれの胚盤胞抽出物を電気泳動後、固定して銀染色をおこなった。その結果、核移植胚ならびに単為発生胚では、体外受精由来の胚盤胞でみられない蛋白質スポットがS0KDa近辺に4〜5個確認された。現在、その蛋白質を同定するための解析をすすめるとともに、正常な子牛への発生能が保証されている過剰排卵牛より採取した胚盤胞との比較を実施中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)