Project/Area Number |
11876072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小林 達彦 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (70221976)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | コバルト / 重金属 / トランスポーター / 輸送タンパク / 膜タンパク |
Research Abstract |
1)コバルトトランスポーター遺伝子とニトリルヒドラターゼ遺伝子を共発現させたRhodococcus rhodochrous ATCC12674形質転換体を、コバルト濃度を0.08,0.4,1mMと各々変えた培地で培養した結果、各々、25.6,20.6,21.4%の回収率でコバルトが菌体内に蓄積回収された。 2)8回膜貫通型のコバルトトランスポーターと(Alcaligenes eutrophus由来の)ニッケルトランスポーターの各トランスメンブレンドメイン領域を入れ替えたキメラを3種作成し、^<57>Co取り込み活性を測定した結果、C末端側のトランスメンブレンドメイン領域よりもむしろN末端側のトランスメンブレンドメイン領域がコバルト輸送に重要であることが示唆された。また、部位特異的変異法実験の結果、第1トランスメンブレンドメイン領域中のHis34をIleに変えた変異体(His34I)は^<57>Co取り込み活性が5.0分の1に減じ、また、第2トランスメンブレンドメイン領域中のHis74をIleに変えた変異体(His74I)も同様の活性減少を示し、両His残基はコバルト輸送に重要な役割を演じていることが強く示唆された。
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