Project/Area Number |
11877013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
三木 健寿 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (80165985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水上 戴子 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (50031688)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 出生時低体重 / ラット / 動脈圧 / ナトリウム負荷 |
Research Abstract |
妊娠期における栄養失調は、新生児の出生時低体重を低くすることがある。この出生時低体重は成人時の高血圧、肥満などの発症と因果関係を示すことが疫学的な研究により報告されている(Bonita Falkner et al.Hypertension,1998;31:145-150)。しかし、出生時低体重ラットを用いた高血圧発症モデルの確立、あるいはその機構解明に関する研究は未だない。本研究の目的は、出生時低体重がどのような仕組みで高血圧発症に結びつくのかその神経性動脈圧調節機構の変化について検討することにある。昨年度は、性的食塩水夫かにより、ナトリウム負荷を行った。今年度は、8%の高食塩食により食塩負荷を行った。 方法:妊娠ラットを低タンパク質食で飼育し、その仔を出生時低体重にする。後、出生時低体重ラットが成熟する過程で食塩負荷を行い高血圧発症機構について検討した。 ラット飼育の飼育・出生時低体重ラットの作成 Wistar系ラットを用い、妊娠させた後、5%タンパク質食(低栄養)を与える。コントロールとして10%タンパク質食を与える。出生後は一般固形食を自由摂取させた。 ラットに慢性的に動脈圧測定、心拍数、腎交感神経活動測定用のプローブおよびカテーテルを留置する。後、ラットを代謝ケージに入れ3日間のコントロール期の後、12日の食塩負荷(8%食塩食を自由摂取させる)について実験を行った。 結果:安静時の動脈圧は、出生時低体重ラットと正常ラットの間に差は無かった。しかし、出生時低体重ラットに8%食塩を負荷すると、両群ともに血圧が一過性に有意に低下した。後、徐々に血圧は上昇したが、12日間の食塩負荷で有意な血圧上昇は観察されなかった。水分およびナトリウム出納に両群の差は無かった。昨年の結果と照らし合わせ、餌と飲水との食塩負荷の差が血圧上昇におよぼす影響について検討した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)