神経線維腫症2型(NF2)蛋白質のカルパイン分解による新しい腫瘍発生機構の解析
Project/Area Number |
11877130
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中尾 光善 熊本大学, 医学部, 助手 (00217663)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 発がん / 神経線維腫症 / カルパイン / p53 / ユビキチン / ユビキチン リガーゼ |
Research Abstract |
ガン抑制蛋白の分解機構とその病態関連性に焦点を当てた。神経線維腫症2型の病因蛋白merlinがカルパインで過剰分解されて不活化される機構を髄膜腫・神経鞘腫で判明した。半数以上の自然発生腫瘍にある変異型p53はドミナント・ネガティブ効果のため悪性化を促進する。変異型p53は1)p53のユビキチン化を促進するmdm2遺伝子の転写を促進しない、2)シャペロンhsp90と特異的に結合することで、ユビキチン化障害のために代謝的に安定化していた。これらの研究と並行して、選択的蛋白分解に重要であるユビキチンリカーゼの新しい分子の同定と機能解析、病態への関連性を検討した。ユビキチンリカーゼはではNedd4,hHydであり、遺伝性高血圧のLiddle症候群、発生異常に関連が示唆された。蛋白分解が細胞機能の制御および疾患の成立に広く関わることを明らかにした。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)