骨髄増殖症候群におけるc-mpl発現異常の分子機構
Project/Area Number |
11877168
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
金倉 譲 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20177489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北山 等 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
池田 弘和 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10311755)
松村 到 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00294083)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Keywords | トロンボポエチン / c-mpl / レトロウイルス / シグナル伝達 / 増殖・分化 / 血小板 / cyclin D1 |
Research Abstract |
トロンボポエチン(thrombopoietin:TPO)ならびにその受容体c-mplは、巨核球・血小板の産生に極めて重要な役割を担っている。また、TPO/c-mplは、未分化な造血幹細胞レベルでも作用する造血因子/受容体システムである。真性多血症、本態性血小板血症、骨髄線維症などの骨髄増殖症候群は造血幹細胞のクローナルな腫瘍性増殖疾患であるが、これらの疾患ではc-mplの発現低下が認められた。c-mplの発現低下機構ならびに造血幹細胞の腫瘍性増殖機構を解析するため、腫瘍細胞よりcDNA発現ライブラリーを作製し、レトロウイルスベクターを用いてマウスインターロイキン-3(IL-3)依存性細胞株Ba/F3へ効率的に遺伝子を導入する系を確立した。この遺伝子導入系を用いて腫瘍性増殖あるいはアポトーシスを回避する遺伝子を探索中であるが、現在、造血因子非依存性増殖を促す遺伝子を一つ単離している。 また、インターロイキン-3(IL-3)やトロンボポエチン(TPO)依存性増殖機構を、IL-3/TPO依存性ヒト赤白血病由来細胞株F-36P-mplを用いて解析した。IL-3やTPOによる増殖にはrasとSTART5が関与していた。このrasならびにSTAT5を介する増殖反応と細胞周期制御因子との関係を解析したところ、rasならびにSTAT5はcyclin D1の転写を誘導し細胞増殖を促進させることが明かとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)