Project/Area Number |
11877180
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Embryonic/Neonatal medicine
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
伏木 信次 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80150572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢追 毅 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40311914)
福山 隆一 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (60199271)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 単一細胞 / RLCS法 / cDNA / 低酸素耐性 / 神経細胞 / 虚血 / 遺伝子 / ミトコンドリア |
Research Abstract |
単一細胞RLCS法を確立するに際しては、一方向性に合成された単一神経細胞由来全cDNAを、十分な検出感度を確保できる量にまで増幅するという問題を解決する必要がある.初年度は、ホモポリマー付加法やNelsonらによる方法での一方向性全cDNA増幅法を参考にcDNA調整法を検討・改良した結果、単一細胞由来一方向性cDNAライブラリー作成の基礎が作られた.実際、神経芽細胞株Neuro2aの単一細胞から全cDNAを、8割以上の成功率で増幅することができた。しかし、本法によるcDNA平均鎖長は1kb未満のため,RLCS法での解析には不向きであった。 次年度に、上述の方法をもとに更なる技術的検討を加えた結果、新たに確立した単一細胞RNA精製法やLong PCR用酵素・キメラオリゴヌクレオチド等の使用と組み合わせることにより,150bpから1.2kbに至る分布を示す単一細胞由来3'末端ビオチン化全cDNAを得ることに成功した.筋線維と単一シュワン細胞から本法によりcDNAを調整し、シュワン細胞からのみ特異的マーカー遺伝子cDNA断片等を増幅することにより特異性を確かめた。今回の改良により,通常得られるRLCSプロファイルの多くの領域をカバーできる単一細胞全cDNAが得られるものと期待された。今後、実際に個々のρ_0細胞からRLCSプロファイルを作成し、低酸素耐性関連遺伝子群のクローニングを試みたい。
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