分子ライブラリーを用いた糖尿病の病態解明ならびに治療法構築の新展開
Project/Area Number |
11877187
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Metabolomics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
池上 博司 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20221062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 裕紀 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
倭 英司 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (20273667)
川口 義彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20303943)
安岡 則武 姫路工業大学, 理学部, 教授 (40029054)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 多因子疾患 / 糖尿病 / 遺伝子 |
Research Abstract |
糖尿病は遺伝因子と環境因子の相互作用により発症し、しかも遺伝因子が複数の疾患感受性遺伝子により構築されている多因子疾患である。このような多因子疾患の遺伝子解析を効率よく進めることを目的として、従来単一遺伝子疾患に用いられてきた手法とは異なる新たな解析ストラテジーをモデル動物・ヒトの両面から構築し、糖尿病の疾患感受性遺伝子の解析に応用した。2型糖尿病のモデル動物NSYマウスとコントロールのC3H/Heマウスとの交配実験により作出した307匹のF2マウスを対象にゲノムワイドのQTLマッピングを行った結果、耐糖能を規定する3つの遺伝子座(Nidd1、Nidd2,Nidd3)を同定することに成功した。1型糖尿病のモデル動物であるNODマウスで第3染色体上にマップされているIdd3の候補遺伝子インターロイキン2(II2)に関して、NODと同一の変異を有し、かつ周辺の遺伝マーカーがNODと異なる組換え染色体を有する系統(IISマウス)をNOD関連系統の中に見出した。IISマウスの第3染色体をNODに導入したコンジェニックマウスをスピードコンジェニック法を用いて作製し、表現型を詳細に解析した結果、NODと同等の1型糖尿病発症率を示したことからII2がIdd3そのものである可能性を示した。さらに、MHC領域の第2の1型糖尿病遺伝子Idd16に関して、ヒト対応領域に存在する候補遺伝子の検索を進めた結果、class I HLA領域に存在しNK cellの活性化に関与するMICA (MHC-class I chain-related gene A)の多型が1型糖尿病の多様性、特に発症年齢に関連することを見出した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)